ごあいさつ
論文抄読のまとめ 2024〜 (歯科関連の方へ)
歯槽頂アプローチによる上顎洞挙上術後のレントゲン的変化
原題 :Radiographicchangesinthemaxillarysinusfollowing
closedsinusaugmentation
筆者 :JaretO.Simonsen1 MichaelP.Mills1 BrianL.Mealey1 LeaElHachem1
HassemGeha2 KerriFont CharlesA.Powell1
掲載紙: JP VOL97 issue2 P198-206
PURPOSE
歯槽頂アプローチによる上顎洞挙上術後のレントゲン的変化の正確性を3D(CBCT)及び2D(PA)で比較し、補填材料の吸収についても術直後と6ヶ月後で比較すること
MATERIALS AND METHODS
・サンアントニオ歯科大学で2022年から2024年までの期間にインプラント埋入時に歯槽頂アプローチによるサイナスリフト術を受けた患者による前向き研究
・既存骨5mm以上
・HbA1cが7以下
・低線量のCBCTにて撮影された画像にて術前計画を作成
・インプラント埋入時にFDBAを用いた歯槽頂サイナスリフト術
・オペ後にパノラマレントゲンおよびCBCT撮影
・パノラマにて1.RBH 2.IPL 3.AGH 4.ESBG 5.EMAの5項目を測定
・CBCT にて1.RBH 2.IPL 3.AGH 4.ESBG 5.EMA 6.SA 7.上顎洞形態
8.GCW 9.SMTの9項目を測定
RESULTS & DISCUSSION
・22名(♂12♀10)
・平均年齢62.2歳(26-84歳)
・既存骨>5mm
・小臼歯4本 大臼歯18本
・16本が>10mm 6本が8mm
・6か月後の2D評価でAGHが55.9%減少、ESBGが29.6%減少、EMAが8.4%減少
・3DではAGHが60.4%、ESBGが32.6%、EMAが12.2%の減少
・2Dと3Dの測定の一致度は統計的に有意差なし(p=0.2168)
・70%の患者において2Dでは見つからない中央及び側方の補填材の吸収を認めた
CONCLUSION
・2Dも十分正確であるが、3Dはより詳細である
・6ヶ月後には術前と比較し有意な骨吸収を認めるが、2Dは3Dと比較し変化量が小さく現れる