ごあいさつ

論文抄読のまとめ 2024〜 (歯科関連の方へ)

2026-06-11 22:48:00

歯槽頂アプローチによる上顎洞挙上術後のレントゲン的変化

原題 :Radiographicchangesinthemaxillarysinusfollowing

closedsinusaugmentation

筆者 :JaretO.Simonsen1 MichaelP.Mills1 BrianL.Mealey1 LeaElHachem1

HassemGeha2 KerriFont CharlesA.Powell1

掲載紙: JP VOL97 issue2 P198-206

 

PURPOSE

歯槽頂アプローチによる上顎洞挙上術後のレントゲン的変化の正確性を3D(CBCT)及び2D(PA)で比較し、補填材料の吸収についても術直後と6ヶ月後で比較すること

 

MATERIALS AND METHODS

・サンアントニオ歯科大学で2022年から2024年までの期間にインプラント埋入時に歯槽頂アプローチによるサイナスリフト術を受けた患者による前向き研究

・既存骨5mm以上

・HbA1cが7以下

・低線量のCBCTにて撮影された画像にて術前計画を作成

・インプラント埋入時にFDBAを用いた歯槽頂サイナスリフト術

・オペ後にパノラマレントゲンおよびCBCT撮影

・パノラマにて1.RBH  2.IPL  3.AGH 4.ESBG 5.EMAの5項目を測定

・CBCT にて1.RBH  2.IPL  3.AGH  4.ESBG  5.EMA  6.SA  7.上顎洞形態

8.GCW  9.SMTの9項目を測定

 

RESULTS & DISCUSSION

・22名(♂12♀10)

・平均年齢62.2歳(26-84歳)

・既存骨>5mm

・小臼歯4本 大臼歯18本

・16本が>10mm 6本が8mm

・6か月後の2D評価でAGHが55.9%減少、ESBGが29.6%減少、EMAが8.4%減少

・3DではAGHが60.4%、ESBGが32.6%、EMAが12.2%の減少

・2Dと3Dの測定の一致度は統計的に有意差なし(p=0.2168)

・70%の患者において2Dでは見つからない中央及び側方の補填材の吸収を認めた

 

CONCLUSION

・2Dも十分正確であるが、3Dはより詳細である

・6ヶ月後には術前と比較し有意な骨吸収を認めるが、2Dは3Dと比較し変化量が小さく現れる